昨今のコロナ禍への対応として様々な企業が業務のリモート化を進めています。

　個人所有のＰＣやスマホ等の端末に、業務で使用するソフトウェアをインストールして仕事をするという人が多いと思います。
　この個人所有の端末を業務に用いる際には注意が必要です。
　通常、会社が貸与する端末には職場のポリシーに則ったセキュリティ対策がとられていますが、個人所有の端末の場合、セキュリティ対策は個人の知識に依存してしまうことが多いからです。
　セキュリティリスクに接する機会も増したともいえます。
　例えば、個人が趣味で使用していたアプリが、実はマルウェア(悪意のあるソフトウェア)を内包していて、それが仕事の大事な情報を漏洩してしまうこともあり得ます。

　次にネットワークの回線ですが、こちらも自宅に回線や公共のWIFIを使う人が多いと思います。
　その回線はオフィスネットワークのように安全性が保証されるものではないかもしれません。

　そこで、端末自体のセキュリティが重要になってきます。
　既に企業で端末にセキュリティソフトなどを導入している会社は多いとは思います。リモートワークの場合は、個人の端末それぞれにセキュリティソフトを導入する必要があります。
　また、オフィスとは違う脅威に直面することも考えられるますので、より強固なセキュリティ必要になります。

　リモートワークは時間や場所にとらわれない新しい働き方です。
運用の仕方によって便利で高効率な働き方になります。
セキュリティリスクに関して考慮することを常に心がけましょう。