私がふと目にした言葉「健康寿命」
　いまや日本人の平均寿命は男女とも80歳を超えておりますが、健康上特に問題がなく、自立した日常生活が送れる期間のことを、「平均寿命」とは区別して「健康寿命」と言うそうです。
　世界でもトップレベルの長寿国日本。しかし、健康寿命で見ますと男性は平均9年、女性は12年も短くなってしまうのです。
　先日、桜見物をしながら数十段の階段を上ったのですが、途中でもう足が動かず、休憩を入れてのゴールでした。
　ちょっとした段差にも躓くことが増えた気がします。目では認識しているのですが、自分が思っている以上に実際脚が上がっていないことにびっくりです。
　加齢によって人間の体にはいろいろな変化が起こりますが、最も特徴的なのは筋肉量の減少、なかでも脚の筋肉の減少がもっとも顕著に現れるそうです。筋力が低下すると方向速度が遅くなるだけでなく、転びやすくもなります。
　筋肉の細胞はトレーニングすれば再生し、骨に比べて生まれ変わりやすいという特徴があるそうです。急激なトレーニングはかえって筋肉疲労になりますので駄目ですが、適度な運動により筋肉を維持することが大切になります。
　いつまでも色々な場所へとお出かけ出来るように、健康でいられるように軽い運動を心がけたいと思います。
　歩行中のつまずき防止のための股関節の運動をひとつ紹介します。股関節がきちんと動くと、足が上げやすくなり、つまずき難くなるそうです。

足を支点にして膝を持ち上げるように脚を開き、そして戻す動きです。
この時、骨盤は動かさないように注意しましょう。