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サ ロ ン

冬至の過ごし方

税経管理第4部 夏目

 12月に入り一気に冬の寒さが厳しくなってきた頃、暦の上での季節の節目、「冬至(とうじ)」がやってきます。年末にも近づき冬本番の時期ですが、この日は一体どのような日なのでしょうか。冬至ならではの習慣にはどのようなものがあるのでしょうか。

 冬至とは二十四節気の一つで、立冬と立春の真ん中にある節気です。暦の上ではちょうど冬の真ん中に位置し、一年の内で最も昼が短く夜が長い日です。夏至から徐々に日照時間が減っていき、太陽の力が一番衰える日で、この日を境に再び力が甦ってくる事から「一陽来復(いちようらいふく)」と言って、冬至を境に運気が上昇すると言われています。

 冬至には、「ん」のつくものを食べると「運」が呼び込めると言われています。にんじん・れんこん・ぎんなんなどを「運盛り」と言って、縁起を担いで食べていました。冬至の代表的な食べ物のかぼちゃは、異名を南京(なんきん)といいます。かぼちゃの旬は夏ですが、長期保存がきくため、冬に栄養を取るのに最適な食べ物でもあります。

 冬至にゆず湯に入ると風邪をひかないという言葉があります。昔は強い香りの元には邪気が起こらないと言われており、冬が旬の柚子は香りも強く身を清めるのに最適だったようです。寿命が長く病気に強い柚子の木にならって、ゆず湯に入り無病息災を祈る習慣になったとも言われています。ゆず湯には血行を促進して冷え性を緩和したり、体を温めて風邪を予防するといった効果もあるようです。

 今年の冬至は12月22日です。
是非、かぼちゃを食べて、ゆず湯に入って沢山の運を味方につけて下さい。


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