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情報通信


   シリコンバレーの歴史(Silicon Valley History)


            パッケージソフト部 SE  財部 恩珠


 シリコンバレーは真空管とMicroChip時代を過ごして、今はPCと

InterNet時代で続く、変化の歴史が早いスピードで展開しています。

 シリコンバレーの歴史は第2次世界大戦が終わる頃、Stanford大学

の無線工学科F.Terman教授が出したアイディアから始まりました。

この当時Stanford大学は西アメリカではそんなに名門大学とは言え

ませんでした。1940年代後半、経営危機直面の時にF.Terman教

授が自分の弟子を勧誘し、自身も支援してStanford Industrial

Reserch Parkと言うアメリカ最初の科学開発研究センターを作った

のがシリコンバレーの始まりです。



 しかし、シリコンバレーが世界的に注目され始めたのは、Stanford

大学の役割の減少(基礎研究での大学の貢献は大事だけど)とMicro

Electronic産業での意味では企業の方の研究がもっと活発な動きで大

学での研究機能に依存するより大学と企業がお互い競争と協力した事

が今のシリコンバレーを先端技術の中心となる事が出来たのです。

 シリコンバレーの創業1号はF.Terman教授と弟子のHewlettと

Packardです。現在、日本では“HP”と言う略称で知られている会

社の創業者にもなります。HewlettとPackardは1938年自分の家

の車庫で世界最初の音発信機を開発して成功する為、Hewlett―

Packardの活動が本格化しました。



 その後Bell電話研究所で1947年トランジスター(transister)

を共同発明したノーベル賞受賞者Willian Shockleyが1954年シリ

コンバレーで半導体研究所を始める事で半導体の基礎になって、シリコ

ンバレーの発展を促進しました。そのWillian Shockleyの半導体研究

所のエンジニアがそれぞれ独立した派生企業(Intelもその一部)が今日

の世界情報通信産業を主導する事になりました。




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