The Sky's The Limit



サ ロ ン

人生120年を目指す科学

東京支部 部長 堀 朱

不老不死は人類の夢です。不死は不可能だとしても、若い心身で晩年を過ごしたい、またはもっともっと長生きしたいと願う人は少なくないでしょう。

老化を止める研究はさまざまな方向から行われています。ひとつは糖化です。

糖分が体内で焦げになるのが糖化です。ステーキの焦げやしょうゆやみそが時間が経つと茶色になるのはタンパク質と糖分が熱で変化するからです。食べ物で起きるような変化が体内でも起き、バネのような働きをするコラーゲン繊維にこびりついて肌の柔軟性を失わせ、関節の柔らかさを損ねます。

エネルギーとして消費されなかった糖分が糖化するため、糖の摂取を減らしたり炭の粉末などを使って余分な糖分を吸収させるなどの方法が研究されています。

過剰な糖質が寿命に関わることもわかっています。メトホルミンなどの糖尿病薬を飲んでいた人の寿命が延びたことから、糖質の吸収をおさえると寿命が延びるのではないかと考えられています。

他にも寿命に関わるサーチュイン遺伝子(生物の寿命を延ばすとされる遺伝子)を活性化させたり、老化細胞を除去することで細胞から若返りを図る研究も進んでいます。

いつか本当に人生120 年が実現するかもしれません。

睡眠、腸内環境、栄養など健康法の研究は細分化されてどんどん進化し、かつて の常識は塗り替えられています。しかも常識だと思っていたことが、ある日、180度かわることもあります。

昨日の常識が今日の非常識になるのが医学の世界。厚生労働省の目標にすべき1日の塩分摂取量の基準は男性8 グラム未満、女性7グラム未満でしたが、2020年以降は男性7.5グラム未満、女性6.5グラム未満とさらに厳しくなっています。

より健康な生活を送るために、新しい研究結果に基づいて書き換えられています。さまざまな健康に関する情報が溢れていますが、どれが本当でどれが間違っているのか素人にはなかなかわかりません。最新医学を取り入れて、日々の生活に役立てたいものです。

参照:医者が教える健康の新常識

年末年始休業のお知らせ

令和5年12月29日より令和6年1月3日まで休みとさせていただきます。令和6年も社員一同お客様の期待を上回るサービスの提供を心がけていく所存です。相変わらぬご支援ご教導のほど宜しくお願い致します。

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