The Sky's The Limit



経  営

AI新時代 ~魔法の杖~

税経管理第3部 部長 夏目

今回の話題は、AI(ビジネスツール)についてです。

今年になって「ChatGPT」を体験しました。「ChatGPT」とは、OpenAIが開発した人工知能チャットボットです。まだまだ間違いがあるものの、質問に対する回答に驚かされます。

また、「Microsoft Power Automate」はWindows11に標準装備されており、繰り返し作業や業務プロセスを効率化して、少ないリソースで最大の効果を発揮するようです。

さらに今、「Bing」を体験しています。「Bing」は、AIを搭載した新しい検索エンジンです。検索用にカスタマイズされた「GPT-4」が用いられているようです。

今後、Googleも対抗してくると予想されます。


今年の3月にマイクロソフト社から「Microsoft 365 Copilot」が発表されました。以下、HPから抜粋してご紹介します。


「次世代AIの力を仕事の世界に適用する<仕事の副操縦士>とし、大規模言語モデル(LLM)のパワーと、Microsoft GraphやMicrosoft365アプリ内のデータを組み合わせ、あなたの言葉を地球上で最も強力な生産性向上ツールに変えます」と表現しています。


「Copilotは、Word,Excel,PowerPoint,Outlook,Teamsといった、日々利用いただいているMicrosoft365アプリケーションに組み込まれて、常にあなたのそばで働き、創造性を発揮し、生産性を高め、スキルアップできるようにしてくれます。」


<Copilotが実現する仕事の変革>
Copilot in Word 白紙からではなく、Copilotが最初のドラフトを提供し、それを編集し、改良することで時間短縮できます
Copilot in Powerpoint 簡単なプロンプトだけで、美しいプレゼン資料を作成できるよう支援してくれます
Copilot in Excel トレンドを分析し、プロフェッショナルなデータビジュアライゼーションを数秒で作成します。

毎日仕事でExcelを活用していますが、この情報を見たとき、これまで時間をかけて作成してきたデータが、あっという間に作成できるようで、とんでもないことが起きています。

「AI」についての知識は素人です。素人の自分でも何となく理解したことは、
①プログラム言語を理解しなくても、人の自然の言葉で自動化処理ができること
②素晴らしい回答を得るためには、良質な質問力(プロンプト)が重要なこと

以上のように感じました。素人なので間違っているかもしれませんね。

念のため記述しておきますが、この文章は「AI」を活用していません。自分自身の頭と手を動かして作成しています。


<ビジネスツールが魔法の杖となるか>

自分自身がまだ若い時に、インターネットの誕生を経験し、WindowsOSを体験したことを今でも覚えています。今更新しいビジネスツールを覚えるのは、世代的に厳しいと感じています。

しかし、この情報を見てから「わくわく感」が止まらないのです。

このツールを活用して、「あんなことやこんなこと」を挑戦してみたいと思うようになっている自分がいます。

これから大変な時代を生きていくうえで、この感覚は重要ではないかなと思っています。

みなさんも、この「わくわく感」を大切にして、人生を謳歌してください。

「Copilot」の発売日や価格は未定ですが、このツールが「魔法の杖」となれるかは、「人」次第ではないでしょうか。






最近、イーロン・マスク氏が署名した公開書簡では、AIの進歩が社会と人類に深刻なリスクをもたらすとし、開発を6ケ月間休止するよう促しています。

また、イタリアはChatGPTへの利用者のアクセスを停止したと発表しています。今後どのような流れになるのか注目です。

ここまで読んでいただいて、ありがとうございました。




ページの先頭へ戻る