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情報通信


             パソコンを快適に


                        税経管理第11部 部長 細美


 今日ではパソコンはとても身近なものとなりました。書類を作成したり、インタ

ーネットで調べ物をしたり、特に仕事では欠かせないものとなっています。便利な

パソコンですが長い間使っていると、だんだん動作が遅くなったり、さまざまな不

具合がおきるようになったりします。

 今回はお使いのパソコンを快適に使い続けるために、できることをまとめてみま

した。


1.ウイルス対策

 インターネットを利用する場合には必ず行わなければいけないことです。ウイル

スやスパイウエアに感染すると、動作が遅くなるばかりでなく、ファイルが勝手に

削除されたり、パソコンが突然動かなくなることもあります。また、ウイルス付き

のメールを勝手に配信して、他の人にも被害を及ぼすおそれもあります。

 パソコンでインターネットを利用する場合には、必ずウイルス対策ソフトをイン

ストールした上で繋ぐようにしましょう。すでにウイルスソフトがインストールさ

れている場合でも、更新期限に気をつけ、常に最新版にアップデートするようにし

ましょう。


2.不要なファイルを削除

 ハードディスクの空き容量が少なくなると、動作が遅く不安定になります。使わ

ないプログラムや必要のないデータを削除することで空き容量を確保することがで

きます。購入時に最初からインストールされている不要なアプリや、使わないデー

タは削除しましょう。

 また、ダウンロードしてインストール済のインストール用のファイルなども、た

めておくとハードディスクの空き容量を減らす原因になります。不要なものは削除

するようにしましょう。


3.システムのクリーンアップ

 エクスプローラーの「コンピューター」からCドライブを右クリックしてプロパ

ティーを表示させると「ディクスのクリーンアップ」というボタンが表示されます。

これをクリックすると、ディスククリーンアップで増やせる空き容量と、削除する

ファイルの候補が表示されます。候補のファイルをクリックすると下に説明が表示

されますので、不要なものにチェックを入れてOKボタンを押すとファイルを安全

に削除することができます。

 「インターネット一時ファイル」や「オフラインWebページ」は削除しても問題

ありませんが、項目によっては必要なデータが含まれている可能性がありますので、

内容をよく確認してから削除するようにしましょう。


4.ウインドウズのアップデート

 ウインドウズのアップデートを行うことで、様々な不具合が解消されることがあ

ります。定期的にアップデートを行うようにしましょう。


5.不要な常駐アプリを解除

 ウインドウズを起動させると自動で常駐するアプリがあります。これらはメモリ

やCPUの機能を使っているため、動作が遅くなる原因にもなります。不要な常駐

アプリはスタートアップを無効にすることで、起動しないようにすることができま

す。Windows7の場合はスタートメニューで「msconfig」と入力するとシステム管

理画面が表示されますので、スタートアップタブから不要な常駐アプリを無効にし

てください。またWindows8や8.2の場合はタスクマネージャーの中のスタート

アップタブから常駐アプリを無効にできます。

 また、手動でアプリを起動したときに常駐するものもあります。それらは画面の

右下から常駐アプリを表示させ、右クリックで「終了」を選択すると解除されます。   

 常駐アプリの中には、パソコンの動作に必要なものも含まれていますので、あき

らかに不要だとわかっているものだけを無効にするようにしましょう。


最後に(大切なデータは必ずバックアップ)

 パソコンは大切に使っていても、ある日突然故障して動かなくなることがありま

す。寿命とも呼ばれるものですが、特にハードディスクの寿命は短く、仕事で使用

している場合にはだいたい3年から5年と言われています。長い間使っているコン

ピューターほど故障の確率は高くなります。動作が遅くなったり頻繁にエラーがお

きるようになったりしたら、故障の日が近いという合図かも知れません。

 故障した場合、修理してもデータは復元できないことが多くあります。大切なデ

ータは必ずバックアップするようにしましょう。




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