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サ ロ ン

                お風呂の効果

                           税経管理第4部 夏目


 寒いこの季節、一日の終わりに冷えと、疲れを解きほぐしてくれるお風呂。普段、

当たり前に入っているお風呂には、どんな健康効果があるのでしょうか。知ってい

るようで知らなかった“お風呂の力”を紹介します。


・温熱効果…あたたまって疲れが取れる

  体が温まって血行が良くなることは広く知られていますが、お湯の温度によっ

 て自律神経にも作用して、体にもたらす効果は違ってきます。

 熱めのお湯(42℃以上)‥交感神経を刺激し、心身を活動的にする

 ぬるめのお湯(39℃以下)‥副交感神経を刺激し、心身を落ち着かせる


・水圧効果…全身の血行が良くなる

  入浴中は胴回りを3〜6pも縮めるほどの水圧がかかっています。この水圧に

 より、足にたまった血液が押し戻され、心臓の働きを活発にして、血液の循環を

 促進します。また、腹部にかかる水圧が横隔膜を押し上げて肺の容量を減少させ、

 空気を補うために呼吸の回数が増え心肺機能が高まります。


・浮力効果…気分がリラックスする

  お風呂に浸かると、体重は約9分の1程度になります。普段体重を支えている

 筋肉や関節は、その役割から解放され、緊張からくる脳への刺激が減少します。

 見えない体の負担を軽減することにより、心も解放されてゆくのです。


「3つのお風呂効果」はうまく機能していて、温熱効果で温まった血液はポンプの

役割もする水圧効果のおかげで、浮力効果により緊張から解き放たれた全身に駆け

めぐります。シャワーだけでは心も体もリラックスできず、疲れだってとれません。

お風呂でゆっくりとした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。




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