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                     食品の選び方


                       税経管理第4部 夏目 晴美


 スーパーにあふれる様々な食品。買物のときに、何を基準に食品を選んでいま

すか。近頃は「無添加」「無農薬」「有機(オーガニック)」などと、大々的に謳っ

た食品を目にするようになりました。「本当に安全なのかしら」と感じたことはあ

りませんか。食品選びのための、ひとつの目安になるのが「食品表示」です。

安全で、安心できる、食品選びの参考にしてみて下さい。


【食品添加物】

 食品添加物には、化学的に合成したものと天然物から抽出したものがあり、

使用すればすべて表示されます。原材料名の中にカタカナ名、化学記号などで

書かれています。安全性をテストしたとは言うものの、リンゴ酸塩・ソルビト

ール等のように発ガン性を含んでいると言われている物もあります。


【遺伝子組み換え食品】

 安全性が完全に立証されていないため、日本では作られていませんが、輸入

はOK。認可されているのは大豆・とうもろこし・じゃがいも・ナタネ・綿・

トマト・テンサイの7作物です。大豆は大半がアメリカから輸入され、加工食

品の半数は遺伝子組み換え食品といえます。表示は義務付けられていますが、

醤油や植物油には、遺伝子組み換え大豆を使っていても表示義務はありません。


【アレルギー食品】

 アレルギー体質の人にとっては、アレルゲンとなる食品がほんのわずかでも

体内に入ると生命にかかわることがあります。牛乳・卵・小麦・そば・ピーナ

ツの5品目の表示が義務付けられています。その他イカ・イクラ・エビ・大豆

等の表示が奨励されています。「パックの加工食品」に表示され、対面販売やレ

ストランには義務付けられていません。



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