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of The Sky No.97 Page 5
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サ ロ ン
ストレス解消と快眠術
税経管理第4部 加瀬 裕美
心身の疲労を和らげるには、質の高い睡眠をとることが大切です。
昼間、私たちの脳にはありとあらゆる情報が飛び込んできます。これを整理し、不愉
快な感情をもたらすような情報を消去するのも睡眠の役割だと言われます。「嫌なことは
寝て忘れる」というのも睡眠の効用のひとつです。気づかないうちに酷使されている脳
の疲れを癒すためには、質の高い睡眠が不可欠なのです。
質の高い睡眠をとるためには、たっぷり眠ればいいというわけではありません。睡眠
には、深い眠りと、浅い眠りがあり、90分の周期で交互に訪れます。一晩の睡眠のうち、
前半ほど眠りは深く、後半になると眠りが浅くなってきます。そのため、たくさん寝て
も「おまけ」の睡眠が増えるだけで、質のよい睡眠が得られるわけではないのです。
月曜日の朝、憂鬱な気分に陥ってしまう「ブルーマンデー」は、仕事にも差し支えま
す。「ブルーマンデー」を解消する方法は、前夜に質の高い睡眠をとることに尽きます。
休みの前日は開放感から夜更かししがちですが、そうなると生活のリズムが崩れ、快眠
が妨げられます。また、睡眠不足気味の人は休日くらいゆっくり朝寝坊したいと
ころですが、せいぜい一時間、ゆっくり起きるくらいにしたいものです。
快眠のポイント |
1. 高温多湿は不眠の元。布団や枕はこまめに干しましょう。
2. 重い布団は眠りを妨げます。羽毛、羊毛布団がおすすめです。
3. 枕の高さは、6〜8cmが理想です。
4. 波やせせらぎの音など、平穏で単調な音楽が安眠を誘います。
5. 心地よい香りも快眠に効果的です。ラベンダーの香りがおすすめです。
6. 眠れないときは、一杯のホットミルクが快眠を誘います。
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