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サ ロ ン

「感じ」が伝わる言葉 オノマトペ

税経管理第11部 髙橋 昌江
「オノマトペ」は、古代ギリシャ語の「onoma(名前)」と「poiein(作る)」を組み合わせた「onomatopoiia」に由来するとされていて、フランス語でオノマトペと呼ばれています。

オノマトペとは、音や声、動作などを音声化して示す言葉で、大きく分けると擬音語、擬声語、擬態語の3種類があります。


擬音語…ドカン、ジョキジョキなどの物音を文字で表現した言葉
擬声語…ワンワン、アハハなど人や動物の声を表現した言葉
擬態語…ワクワク、スベスベなど物事の状態を表す言葉

病院に行き体調を聞かれた時、痛みの種類を表すのに「ズキズキ、ガンガン、ムカムカ、ジンジン、キリキリ、シクシク」などオノマトペを使うと病気の様子が上手く伝わります。


青い空に雲がぽっかりと浮かんでいる。この「ぽっかり」を別の言葉で書きかえるとしたら、青い空に雲が一つだけ他と離れて浮かんでいる。


1つで複数の意味があるオノマトペもあります。「ゴロゴロ」

  1. 雷の音
  1. 大きく重いものが転がるさま
  1. 目に異物が入ったり、腹の調子が悪い様子
  1. ありふれた例であること
  1. 暇を持て余してる様子

世界中でオノマトペは使われていますが、日本語は他の言語に比べ動詞や形容詞が少ないので特にオノマトペが多い言語だといわれています。


オノマトペを使うと少ない文字数なのに一瞬で様子がわかりやすく伝わり、言いたいことや音の感じを的確に伝えるための手段としてとても便利な言葉です。




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