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サロン

          知っておこう!熱中症の応急処置

                   税経管理第7部 柳 真由美


 毎年多くの人が熱中症によって病院に運ばれています。

 「熱中症」とは、体温を調整する機能がコントロールを失い、体温がぐ

んぐん上昇してしまう機能障害です。

 油断していると、命まで奪われかねない怖い病気です。予防が大事です

が、もしものために応急処置をおぼえておきましょう。


自分でできる応急処置

@ 涼しい木陰やクーラーの効いた室内に移動する。

A 衣類をゆるめて休む。体を冷やす。

B 水分を補給する。(0.1%程度の塩水かスポーツドリンクが良い)


サポートしてもらう処置

@ 筋肉がけいれんしているならマッサージをする。

A 皮膚が青白く体温が正常なら、心臓より足を高くして、仰向けに寝か

  せる。水分が摂れるなら、少しずつ薄い食塩水かスポーツドリンクを

  何回にも分けて補給する。

B 皮膚が赤く熱っぽいなら、上半身を高くして座っているのに近い状態

  で寝かせ、とにかく体を冷却すること。このとき注意したいのは、体

  の表面だけを冷やしてふるえを起こさせないことです。

C 意識がはっきりしない場合は、すぐに救急車を呼びましょう。


 熱中症は、回復してしまえば終わり、というものではありません。

熱中症になった後は、病院を受診して大事をとるとともに、しばらく

の間は体を労る生活をする必要があるようです。くれぐれも「もう大

丈夫」とばかりに、翌日からまた活発に活動をはじめる、なんて無謀

なことはしないで下さいね。





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