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of The Sky No.98 Page 5
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サロン
知っておこう!熱中症の応急処置
税経管理第7部 柳 真由美
毎年多くの人が熱中症によって病院に運ばれています。
「熱中症」とは、体温を調整する機能がコントロールを失い、体温がぐ
んぐん上昇してしまう機能障害です。
油断していると、命まで奪われかねない怖い病気です。予防が大事です
が、もしものために応急処置をおぼえておきましょう。
自分でできる応急処置
@ 涼しい木陰やクーラーの効いた室内に移動する。
A 衣類をゆるめて休む。体を冷やす。
B 水分を補給する。(0.1%程度の塩水かスポーツドリンクが良い)
サポートしてもらう処置
@ 筋肉がけいれんしているならマッサージをする。
A 皮膚が青白く体温が正常なら、心臓より足を高くして、仰向けに寝か
せる。水分が摂れるなら、少しずつ薄い食塩水かスポーツドリンクを
何回にも分けて補給する。
B 皮膚が赤く熱っぽいなら、上半身を高くして座っているのに近い状態
で寝かせ、とにかく体を冷却すること。このとき注意したいのは、体
の表面だけを冷やしてふるえを起こさせないことです。
C 意識がはっきりしない場合は、すぐに救急車を呼びましょう。
熱中症は、回復してしまえば終わり、というものではありません。
熱中症になった後は、病院を受診して大事をとるとともに、しばらく
の間は体を労る生活をする必要があるようです。くれぐれも「もう大
丈夫」とばかりに、翌日からまた活発に活動をはじめる、なんて無謀
なことはしないで下さいね。
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