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ラ イ フ


           考え方のすすめ

                    税経管理第7部 部長 夏目毅雄



 
1.「プラス発想」のすすめ




  現在日本を取り巻く環境には、異様な雰囲気が漂っている感じです。その

 主な出来事として、東海村の臨界事故、通り魔事件、オウム関連事件などで


 す。これから向かえるコンピューターの2000年問題に対する不安や、自

 分自身の将来に対する不安等という人々の思いが、台風の渦のように日本を


 駆けめぐっているように思います。

 このような状況の中、今後どのように考えていけばよいのでしょうか。

 ここであるおもしろい実験を行った例を紹介します。

 実験の内容  
・まず『新品』のトランプを用意します。

・最初はなにも考えずにトランプをきり、カードを1枚選択します。


 これを何度か繰り返し4種類のカードの出た確率を出します。

・次に「クローバーが出る」と思いながら5分間トランプをきり、カ

 ードを1枚選択します。これも同じように繰り返し確率を出します。

 さらに10分間、15分間、20分間という長さでこの実験を繰り

 返し、確率を出します。
 
 結 果  
 ・なにも考えない時

  4種類のカードがバラバラの確率で出た。

 ・「クローバーが出る」と思った時

  5分、10分、15分、20分のいずれの場合も、クローバーの

  出た確率が、他の種類のカードより明らかに多い結果となった。

                    不思議の価額A/同朋舎より
 

  この実験で逆に、「ダイヤは出るな」と思いながら同じように繰り返し実

 験した結果、「ダイヤ」のでる確率が明らかに多い結果となったのです。

 以上の結果、この実験から導きだされる答えとしては「心で思うことは世

 の中に影響を与える可能性がある」ということではないでしょうか。

  すなわち、いやなことを思えば自分自身にいやなことが起きてしまうとい

 う原理。そういう原理であれば、良いことを考えたほうが得であるし、楽し

 く生きられるはずです。よく言われる「プラス発想」というのは本当に大事

 なことだと思います。みなさんも実験してみてはいかがでしょうか。





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