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情報通信


               フラッシュ(USB)メモリー


                    パッケージソフト部 部長 宮内


 最近は大容量のフラッシュメモリーが安価で買えるようになりましたが、

その使用法には気をつけて下さい。

 フラッシュメモリーには使用回数に上限が存在します。書き込み回数、約

1万回〜100万回程度で使用不能となります。

 そのため、フラッシュメモリー内のファイルを直接編集することは避けた

方がいいでしょう。まして、データベースファイルの編集などは、かなりの

頻度で書き込みが行われますので絶対に避けるべきです。

 また、意外と知られていませんが、一つのファイルをコピーするだけで、

かなりの回数書き込みを行います。


 フラッシュメモリーは電気的に信号を加え、記憶素子と呼ばれるものにデー

タを書き込みます。時間経過とともに放電されるため、10年程度で使用不能に

なってしまう場合もありますので、バックアップなどの使用にも余り向いていま

せん。


 少し前にはやったネットブックに使用されているSSDと呼ばれるハード

ディスクも、同様にフラッシュメモリーと同じような特性を持っています。

インターネットの閲覧程度の使用でしたら問題が無いと思いますが、パッケ

ージソフトなどをインストールし、仕事に使用する場合などは気をつけた方

が良いでしょう。


 上記の理由などで、フラッシュメモリーはファイルの一時的な保管、移動

手段と考えた方が良いと思います。


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