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サロン


                  地球に小惑星が衝突?


                         パッケージソフト部 石田


 2010年7月下旬、「RQ36と名付けられた小惑星が地球に衝突する可能性がある」

とショッキングな内容のニュースが発表されました。

 小惑星RQ36が地球に衝突した場合、「その衝撃は最大級の核爆弾数百個に匹敵し、

衝撃で直径約10キロのクレーターが生まれる…」と、穏やかでない予測もされてい

ます。とは言っても、西暦2182年…およそ170年後。1世代30年として6世代分、

孫の孫の孫の時代になりますので、私達には直接の関係は無いお話です。


 この予測を受け、NASAでは小惑星RQ36への探査機派遣プロジェクトの検討を始め

たそうです。その探査機派遣プロジェクトは、小惑星衝突の予測精度向上や回避手

段の発見のため、RQ36のサンプルを持ち帰るというミッションとのことです。

 ここで思い出されるのが、今年6月におよそ7年ぶりに地球に帰還した小惑星探査

機ハヤブサです。大気圏再突入の映像は報道各局で放送され、映像をご覧になった

人も多いと思います。ハヤブサは、世界で初めて、地球圏外天体でのサンプル採集

行動をして地球に帰還しました。このハヤブサで培った技術やノウハウは、RQ36探

査機派遣プロジェクトにも大きく影響を与えると思います。170年後、ハヤブサの

技術をもとにした方法で人類の平和が守られるなんて事もあるかもしれません。


 科学技術分野への理解と協力について、個人でも考えてみる必要があるかもしれ

ませんね。





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