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サロン


              心に余裕を


                   税務管理第8部 スタッフ 郡司


 有名なイソップ物語の『北風と太陽』は、旅人の上着を脱がす勝負という

子供向けのお話ですが、冷たく厳しい態度とゆっくりやさしい寛容な態度の

例えとして、用いられます。


 このお話の太陽のようにありたいと思っても、忙しい時はきっと、何でも

ない様なことにもイライラして、むきになって知らず知らずのうちに北風の

ようになっている気がします。誰かに同じ事を言われたとしても、心に余裕

があるときは笑ってすごせることでも、自分の受け取り方、相手の話し方等

で、違った内容になってしまったりします。


 同じ時間をすごすのであれば、過ぎたことに愚痴を言ってすごすより、何

か楽しいことに向かって進みたい。失敗してくよくよ考えるよりも、その失

敗を繰り返さないように次がんばろう!という気持ちでいたいと思います。

 大人だって、怒られたら萎縮してしまい、喜んでもらえたら、もっとがん

ばろうと思います。ありがとうの一言で、それまでの疲れが一気に飛んでい

ってしまったりします。言われて嬉しい一言は、誰もがきっとそうでしょう。

感謝の気持ちはできるだけ、伝えたいと思います。


『北風と太陽』の太陽のようにあたたかく寛容でと心がけていきたいものです。


 この『北風と太陽』には旅人の帽子をとるという別の勝負のお話もあるよ

うで、太陽の強い日差しにはしっかりかぶり、北風が力いっぱい吹くと簡単

に帽子は飛んでいってしまいました、という内容です。教訓としては、すべ

てがうまくいくとは限らないので、結果を見据えて適切な手段を選ばなけれ

ばならないということです。





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