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サロン


       入浴でリラックス!!


                 税経管理第1部 浪川 さち子


 寒さの厳しい季節、冷えた体を温めるには入浴が効果的。お風呂が

楽しみですよね。ゆっくりと温泉につかりたいと思っている方もたく

さんいらっしゃるのではないでしょうか。


 力仕事の場合も、パソコンを使うなどの軽い動作の場合も、長時間

同じ動きを繰り返していると、筋肉が収縮し張ってきます。すると、

筋肉の周囲に張り巡らされた血管が引き伸ばされたり、血管が筋肉に

挟まれて圧迫されたりして、血液の流れが悪くなるそうです。脳が筋

肉の緊張や疲労を感じると、脳はさらに筋肉を緊張・収縮させるよう

に働いてしまい、いっそう血行が悪くなり、疲労やこりが増すという

悪循環に陥ってしまうそうです。

 悪循環に陥った筋肉も、温められて血行がよくなると、老廃物が排

出され、酸素や栄養が十分行き渡るようになり、緊張が緩んで、疲労

やこりが改善されます。入浴は、血行をよくする有効な手段の1つで

す。

 しかし、入浴の条件によっては、体は十分には温まらずに、危険を

招く事になってしまいます。

 熱い湯に長時間つかると体が温まると思われますが、それでは体の

表面の温度は上がりますが、体の奥までは温まりません。

 湯の温度が高いと血圧は大きく上昇します。また、汗をかいて血液

中の水分が減り、濃縮されて血液粘度も高まるそうです。

 湯の温度は、40℃を超えないぬるめの湯につかると、副交感神経

が優位になり、血管が拡張して、体が奥のほうから温められるそうで

す。また、湯につかる時間は長くても15分以内にした方が良いそう

です。

 入浴に香りを取り入れるのもリラックス効果に良いでしょう。湯気

とともに心もリラックスしたいですね。

 冬は特に、温度差に気をつけて、入浴に潜む危険について理解し、

体をリラックスさせ、体の奥から温まりたいものですね。


                参考文献 NHK きょうの健康


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