前のページへ  木村会計 The Limit of The Sky No.99 Page 5  次のページへ

情報通信

              やっておきたいウイルス対策

                     税経管理第12部 部長 細美忠彰

 現在、インターネットでは、システムを脅かすさまざまなウイルスが、蔓延し

ています。最近のウイルスには、いったん感染すると駆除も削除もできず、パソ

コンを初期化しなければならないような、悪質なものもあるようです。

 今回は、このようなウイルスから、大切なパソコンやデータを守るための対策

について考えてみたいと思います。


ソフト導入等による対策


1.ウイルス対策ソフトを導入する

 パソコンをインターネットに接続する場合には、必ずウイルスバスターやイン

ターネットセキュリティー等のウイルス対策ソフトを導入しましょう。


2.最新定義ファイルに更新する

 ウイルスは常に新しいものが作られています。最新のウイルスに対応させるた

め、ウイルス対策ソフトの定義ファイルは、常に最新のものに更新しておきまし

ょう。


3.セキュリティパッチをあてる

 メーラーやブラウザとして使用しているソフトウエアのベンダーのWebサイト

等でを定期的に情報を確認して、最新のセキュリティーパッチをあてておくこと

も大切です。


4.ファイルをDLした場合は使う前に検査する

 インターネットからファイルをダウンロードした場合には、必ず使用する前に

検査を行ってください。また信頼できないサイトから、容易にファイルをダウン

ロードすることは避けましょう。

 WordやExcelのアプリケーションで、マクロ機能の自動実行を無効にしておく

のも良いでしょう。


5.「おかしいな?」と思ったら検査をする

 「システムが頻繁にハングアップするようになった」「ファイルがいつの間にか

無くなっている」「憶えのないアイコンができている」等、おかしなことがあった

場合には、ウイルスに感染した可能性があります。すぐにウイルス検査を行って

ください。また、特に兆候がなくても、普段から定期的にウイルス検査を行った

方がよいでしょう。


電子メールの対策


1.プレビューウインドウを表示させない

 最近では、添付ファイルを開かなくてもウイルスに感染するメールが増えてい

ます。アウトルックエクスプレスを使ってメールを送受信している人は、プレビ

ューウインドウで表示させるだけで感染してしまう場合があります。レイアウト

メニューから、プレビューウインドーは表示させないように設定しましょう。添

付ファイルがなくても、不審なメールは安易に開かないようにしましょう。


2.添付ファイル付きのメールは厳重注意

 たとえ知り合いから届いたメールだとしても、その人が知らないうちにウイル

スが送信している場合があります。メールの本文も作成してしまうウイルスもあ

るようです。添付ファイル付きのメールは、必ず疑ってかかってください。不審

なものは、先方に問い合わせる等の安全確認をするとよいでしょう。

 また見知らぬ相手からの添付ファイル付きメールはさらに注意が必要です。私

の場合は無条件に削除することにしています。

 最近では添付ファイルの拡張子をテキスト(.txt)やジェイペグ(.jpg)等の、

ウイルスに関係のないものに、見せかけたウイルスも発見されていますので、拡

張子に騙されないようにしましょう。

 そして自分からメールを送信するときも、本文で済むような内容は本文で済ま

せて、添付ファイル付きのメールは、できるだけ送らないようにしましょう。必

要にせまられて、添付ファイル付きのメールを送るときは、添付するファイルを

検査してから送るのがよいでしょう。


 ウイルス対策をしたとしても、万が一のときのために、大切なファイルは必ず

バックアップをとっておくようにしましょう。

前のページへ  木村会計 The Limit of The Sky No.99 Page 5  次のページへ