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情報通信

マイナポータルの運用開始

税経管理第5部 部長 伊藤

 マイナンバーが導入されて2年が経過しようとしています。利便性を図る目的で導入されたはずですが、対応が遅れているためか、未だにそのメリットを実感できてはいません。
 そんな中、マイナンバーに関連したサービス、「マイナポータル」の運用が開始されました。

1 マイナポータルとは
 マイナンバーに関連した個人情報を自分で確認できるインターネット上のページです。

2 マイナポータルでできること (内閣府HPより転載)
(1) 情報提供等記録表示(やりとり履歴)
 情報提供ネットワークシステムを通じた住民の情報のやり取りの記録を確認できる。
(2) 自己情報表示(あなたの情報)
 行政機関などが持っている自分の特定個人情報が確認できる。
(3) お知らせ
 行政機関などから個人に合ったきめ細やかなお知らせを確認できる。
(4) 民間送達サービスとの連携
 行政機関や民間企業等からのお知らせなどを民間の送達サービスを活用して受け取ることができる。
(5) 子育てワンストップサービス
 地方公共団体の子育てに関するサービスの検索やオンライン申請ができる。
(6) 公金決済サービス
 マイナポータルのお知らせを使い、ネットバンキング(ペイジー)やクレジットカードでの公金決済ができる。
(7) もっとつながる(外部サイト連携)
 外部サイトを登録することで、マイナポータルから外部サイトへのログインが可能になります。

3 マイナポータルを利用するために必要な物
(1) マイナンバーカード(旭市では現在無料で作成できます)
 マイナポータルへのログイン時に本人確認するために必要。申請により発行できます。
(2) ICカードリーダライタ
 マイナンバーカードを読み取り、認証するために必要になります。
(3) パソコン
 スマートフォンでもログインできます。また、タブレットやコンビニ端末からも利用できる予定です。

4 マイナポータルを利用した年末調整
 これらのサービスを利用して、現在紙ベースで行われている年末調整を、今後はマイナポータルで電子化する方向で調整しているようです。
 この場合の手順は、下記のようになると予測されます。

 保険会社や金融機関の対応コスト増、マイナポータルの今後の利用状況を考えると、この流れが普及するには時間がかかりそうです。
 
 いずれにしても、導入した以上は、当初の目的どおり、利便性の向上を追及していただきたいと思います。使い勝手のよい、便利なサービスになることを望みます。

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